子供が心配?新型コロナウイルス肺炎 子どものためにも 日本小児科学会のQ&Aを確認!!


新型コロナウイルス肺炎が広まり始めて

子供が心配!

という方は多いかと思います。

新型コロナウイルス肺炎 子供

日本の未来を担う子供たちのためにも

ご両親が気を付けるべきことはなんでしょうか。

今回の新型コロナウイルス肺炎は

初めてのことが多くて

わからないことも多いですよね。

それは、みんな、同じだと思いますよ。




子供が心配?新型コロナウイルス肺炎 子どものためにも 日本小児科学会のQ&Aを確認!!

新型コロナウイルス肺炎 子供 日本小児科学会のQ&A

それでは、

日本小児科学会のQ&Aをおさえていきます。

現時点では情報が限られているようですが

少しでも参考となる材料は

冷静に大切にしていきたいですよね。

お医者さんや看護師の方等の医療関係者にしても

今は不安だと思いますよ。

だから、子どもと受診するご両親は少しでも理解を深めていったほうがいいですよね。

Q 子どもが新型コロナウイルスに感染するとどのような症状がでますか?

A:現時点では情報が少なく、分からない点が多いです。

中国からの報告では、

2020年1月30日時点で確定診断のついた9,692人中、

小児患者は28人(生後1か月から17歳)のみでした。

発熱、乾いた咳、倦怠感を訴える一方で、

鼻汁や鼻閉などの上気道症状は比較的少ない様です。

一部の患者では嘔吐、腹痛や下痢などの消化器症状を認めました。

ほとんどが1ー2週で回復しています。

感染していても無症状である可能性も指摘されていますが、

子どもは正確に症状を訴えられない事に注意しなければなりません。

Q 子どもの新型コロナウイルス感染症は重症化しますか?

A: いまのところ、成人が感染し、呼吸不全を呈し、

重症化した報告はありますが、

小児患者が重症化したという報告はありません。

しかし、成人同様に感染後1週間ごろより呼吸状態が急速に悪化する

可能性も指摘されています。

なお、別の種類のコロナウイルスによる感染症である

重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)では

小児の患者の多くは比較的軽症であったことがわかっていますが、

一部重症化したという報告もあります。

Q 小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもに関して特に注意すべきことはありますか?

A: 一般的に小児ぜんそくなどの合併症を持っている

子どもの呼吸器感染症は重症化する可能性があります。

ただ基礎疾患ごとにリスクや対応は異なりますので、

かかりつけの医師にご相談ください。

また、周囲の人が感染しないように気を付けることが重要です。

Q 母乳はやめておいた方がいいですか?

A: 母親が感染している場合は、接触や咳を介してお子さんが

感染するリスクがありますので、

直接の授乳は避ける必要があります。

母乳自体の安全性については現時点では不明ですが、

日本産科婦人科学会からは以下のように授乳を避けるよう推奨が出されています。

「コロナウイルス感染が確定し発熱を認める褥婦においては

母体がウイルス血症となっていることが考えられ、

授乳は控えるように指導する。解熱後3日までは感染力があると判断し、

個室隔離、手洗い、接触のある物を次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)で

拭き上げることを徹底する。授乳開始は解熱後4日目を目安とする。

(ただし、今後の解明によって上記の日にちは変更されうる)」

妊婦・産褥婦の新型コロナウイルスの感染予防対策について(日本産科婦人科学会)




Q 子どももマスクはしておいた方がいいですか?マスクが出来ない場合はどうしたらいいですか?

A: 感染している人のくしゃみや咳に含まれる飛まつを

直接浴びないという観点からは、

マスクをすることの利点はあるかと思いますが、

小さなお子さんでは現実的ではないと思われます。

感染者から1-2メートル以上の距離を保つこと、

保護者の方が感染しないことがお子さんの感染予防につながります。

また、ウイルスに汚染されたおもちゃや本などに触れた手で、

口や鼻、目を触ることでも感染しますので、手洗いや消毒も大事です。

Q 子どもの症状が新型コロナウイルスによるものかもしれないと思ったら
早めに医療機関を受診した方がいいですか?

A: 現時点(2020年2月12日)において、

国内で新型コロナウイルスに感染している子どもは報告されていません。

インフルエンザも含めた他のウイルスによるものと考えるのが妥当です。

また、「新型コロナウイルス感染」を疑って一般の医療機関や

休日夜間急病診療所等へ受診しても、診断を確定するための検査はできません。

むしろ新型コロナウイルス曝露の機会を増やす

危険性を念頭におく必要があるでしょう。

さらには、新型コロナウイルス感染の軽症者に対する

特異的な治療法もありません。

このような段階では、多呼吸、努力性呼吸、呼吸困難等、

肺炎を疑う症状があり、入院加療が必要と考えられる場合を除いては、

「新型コロナウイルス感染」を心配して医療機関を受診することは勧められません。

新型コロナウイルス感染症に関するQ&A(2020年2月12日現在)について

http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=326

少しでも気持ちが落ち着いたでしょうか。

子どものためにも、ご両親がしっかりとしていきたいものですよね。

日本の未来のためにも。