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沖縄初のクラスター 窓閉め1時間半会議 参加者30人の感染を確認 【新型コロナウイルス感染症・COVID-19】
目次
新型コロナウイルス感染症 沖縄
4月7日
沖縄市軍用地等地主会が
同市の市軍用地主会館で開いた役員会会議で
感染者から複数に広がったものとみられています。
沖縄で初めて
新型コロナウイルスの感染者集団
クラスター
が確認されました。
沖縄県沖縄市
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沖縄初のクラスター 高齢者ら30人、窓閉め1時間半会議 参加者「油断した」
4/22(水) 10:09配信 琉球新報
沖縄県内で初めて新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」が確認された。米軍用地の地主らでつくる沖縄市軍用地等地主会が今月7日に同市の市軍用地主会館で開いた役員会会議で、感染者から複数に広がったものとみられる。会議に参加し感染が確認された70代男性は本紙取材に「せきをするたびに、これまでに体験したことがないくらいの激痛が体の節々に走る」と厳しい病状を語った。
県や、会議に参加した別の60代男性によると、クラスターが形成された会議には約30人が参加し、午後5時半から7時ごろまで開かれた。飲食は伴わなかった。会議室は約40人が入る程度の広さ。長めのテーブルがロの字に並べられ、一つのテーブルに2、3人が着いていたという。男性は「会合が始まったころから雨が降り出したので、窓は閉めていた。しばらくして晴れ間が見えると、窓は開けていたと思う。閉めている間はクーラーを送風にしていた」と話す。マスクを着用していたのは10人程度だったという。
男性は「(会議で)新型コロナの話は出たが、せきなどの症状が出ている人はおらず、まさかという気持ちだ。振り返ると甘かった、油断していた点もある」と語った。保健所や県からの連絡はなく自主的に外出自粛をしており、男性は「なるべく早く(PCR)検査をしてほしい、早く安心したい」と訴えた。
感染が確認された男性は、7日の会合後、発熱と体のだるさの症状が出たため9日にかかりつけの医院を訪れた。医師からの勧めでPCR検査を実施し、陽性が確認された。現在も37、38度の熱が続き入院する。男性は「ほとんど力が入らなくてきつい。内臓が悲鳴を上げている感じだ。いろいろと病気してきたが、今までにない痛みだ」と県民に感染予防を訴えた。
死亡した70代患者も同席 沖縄初のクラスター 高齢者ら30人の会議、窓開けず1時間半
2020年4月22日 08:21 沖縄タイムス
関係者によると、会議は5人のほか、新型コロナに感染し入院治療中の15日に死亡した70代患者も同席していたという。
■役員選考会議
県の糸数公保健衛生統括監は21日の記者会見で「長時間の会議はクラスターを起こす危険性が高い」と改めて注意喚起した。県の発表や本紙取材によると、会議は会議室で約1時間半にわたり、高齢者を中心に30人前後が長机を「ロ」の字型に並べて座っていたという。会議が開かれたのは7日夕で、任意団体の役員を決める選考会議が行われた。
窓を開けるなどの換気はせず、会議中に茶菓子やペットボトル飲料が配られた。
■1人は重症
県が感染を発表した会議出席者は、15~21日に感染が判明したいずれも沖縄市在住の60代男性2人、70代男性3人の計5人。うち21日に感染が判明した1人が重症で、集中治療室(ICU)で治療中という。