たかが進級式、されど進級式!


4月1日土曜に、チビ兄弟の進級式があり、それぞれが進級し、新しい組、新しい担任の先生方との新年度が始まって、早いもので4週間目になりました。

その進級式を境に、もうすぐ4歳と5ヶ月になるチビ兄くんにも大きな心の成長が見られるようになりました。

『もっと遅くお迎えに来て!』

え?!っと、耳を疑う言葉!!今まで、『お昼ご飯食べたくらいにお迎えに来て!』とか、『今日はお迎え早く来る?』など、たまには泣いてお願いされる事もありました。

この春で、ようやく集団生活も1年経つチビ兄くん、実は去年の今頃は別の私立幼稚園に入園したばかり。3人目の出産を控えて、昨年の8月より、2歳年下の弟が保育所に入所するのを機に、転園し弟と同じ保育所に途中入所してもらいました。理由は、3人目が生まれても、できるだけイライラせずに上の二人と接してあげたい、送り迎えなどの負担軽減など、色々と考えた末の決断でした。

妹が生まれるまで、そして生まれてからも、ずっと、きっと淋しい思いも我慢して、お友達の中に入っていこうと色々悩んでいたのかもしれない。その色々な気持ちが爆発するかのように、たまに、ワーーーッと泣きだす事もありました。その度に私も申し訳ない気持ちと、それでも弟と同じ保育所に通ってほしい気持ちとで、どうしようもなく悲しくなる時もありました。

絵本の読み聞かせや、糖質過剰にならないように・・など、情緒が安定する事はできても、毎日通う保育所で感じる淋しい気持ちや、我慢している気持ちを切り替えてあげられる方法が私には見つからず、保育所での思い出が増えれば何とかならないかな・・と、思っていました。


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年が明けて、泣く事は無くなっても、お迎え早く来る?と訊かれる事は無くならず、その度に『早くは行かないけど、楽しんでね!』と、軽く流すようにしか応えられず、うしろめたい気持ちでした。

それが、進級式に出て、新しく新年度をスタートしてから、ぱったりと言わなくなり、そしての今回の『遅く来て!』

やっぱり!本人には、途中からみんなの中に入った事で、何かしら乗り越えられない壁があったんだな~と思いました。進級式で『みんなと一緒に新しい組をスタートできた』事が、とても重要で大事だったのだと思います。

親から見ればちょっとした事が、子供にとってはとても大きな物事だったりって意外に多いですよね。